行政書士試験勉強方法

独学での行政書士試験の勉強方法について説明

行政書士試験の概要

29年度行政書士試験合格者のキリュウです。


30年の5月に行政書士会の登録を予定しております。


さて29年の行政書士試験を受けた感想としては平均的な問題が多かったのではないかと思いました(一部刑法等でましたが)


行政書士試験は法律の基礎的な問題から出題される傾向があるため参考書や勉強法のブログ等を見ても条文の読み込みや過去問の繰り返しといった文脈が多く見受けられます。


しかし、本当にそうなのかと疑問を抱いております。たしかに、本試験で出題される問題は法律学においては基本的な判例と条文を基礎にした問題から出題されてはいます。


また、市販の参考書は抽象的には試験範囲を網羅していますが、具体的に網羅していません。そのため個々のテーマ毎に解説が必要になります。


とすると独学では合格が難しいのではないかと感じる方が殆どだとおもいますが、実際には完全に理解していなくても行政書士試験は回答できる問題が多くあります。


合格者の友人の中には過去問の暗記(根性論)や出題数の少ない分野(親族相続法や会社法)を捨てて見事に合格されている方々も多くいらっしゃいます(むしろそっちのほうが多いかもと思うくらいです)


しかし、近年の行政書士試験をみると特に判例の問題が難化しているように思います。学習したはずの判例が試験に出でも回答できない可能性が高いと感じます。


判例の学習に関しては①事例の分析②問題点の抽出③趣旨・規範の暗記が最低限必要となってくるからです。


特に憲法の人権と行政事件訴訟法に関しては判例が出題されるウェイトが高く確実に正解に導くためには上記判例の理解が必要不可欠です。


一方で憲法の統治・行政法の手続法と不服審査法に関しては条文の暗記で解けるものがほとんどです。


確実に合格を狙うのであれば、過去問の暗記や出題数の少ない分野を捨てるといったことは最初からしない方がいいと思います。


なぜなら、憲法と民法と行政法を完答できればいいのですが、可能ですかということです


出題の少ない会社法も押さえておくべき分野(設立や機関等)だけは学習し商法は過去問を押さえれば確実に正解するので隙間時間に勉強するといったように全くやらないのではなく押さえるべきところは押さえるといったメリハリをつけて学習することが合格への近道と思います。


以上、多少厳しい感じになりましたが、行政書士試験は短期合格にせよ大変な努力が必要になります。試験の解法テクニックというものは一つの勉強手段であって絶対的ではありませんが法律の勉強方法には必要です。


当ブログでは試験で押さえるべきポイントは勉強方法を載せていきますのでブログを読まれる方は楽しみにしていてください。


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以上キリュウでした。